メニュー開閉ボタン
『ルドルフとイッパイアッテナ』の表紙画像

試し読み

  • サンプル画像1
  • サンプル画像2
  • 9歳から
  • ロングセラー

ルドルフとイッパイアッテナ

斉藤 洋 作
杉浦 範茂 絵

講談社/1987年/274ページ/ISBN 978-4-06-133505-7

本作品は、英語に翻訳されています。

 地方に住む女の子に飼われていた子猫のルドルフは、店先からシシャモをくすねて魚屋に追いかけられ、トラックの荷台に逃げ込むが、そのまま大都会の東京まで運ばれてしまう。そこで最初に出会ったのが、とてつもなく大きな雄のトラ猫。このトラ猫は界隈のボスだが、行く先々で別の名前で呼ばれている。つまり名前がいっぱいあるのだが、それをルドルフは「イッパイアッテナ」という名前なのだと勘違いする。

 ルドルフは家に帰りたいと思うものの、住んでいた町の名前がわからないので、世話を焼いてくれるイッパイアッテナに頼るほかはない。もとは飼い猫だったイッパイアッテナは、文字の読み方を教えてくれた飼い主がアメリカに行ってしまったので、今は近所で最強の野良猫として生きているのだ。一緒に行動するうちに、ルドルフは路上で暮らすための方法や、生きていく上での知恵をこの先輩猫から学んでいく。

 やがてイッパイアッテナから文字を習い、自分が住んでいた場所をつきとめたルドルフは、なんとしても帰ろうと決意し、イッパイアッテナも力を貸そうとする。ところが、出発の直前に性悪のブルドッグにやられて、イッパイアッテナが瀕死の重傷を負ってしまう。ルドルフはどうすればいい?

 スピード感のある文章で一直線に進む、2匹の猫の友情と冒険の物語。猫の視点で描かれ、人間世界を風刺している部分もある。長年多くの子どもたちに読みつがれ、アニメーション映画にもなっている名作。(SY)
『ルドルフとイッパイアッテナ』の表紙画像

試し読み

  • サンプル画像1
  • サンプル画像2

斉藤 洋

さいとう ひろし
1952年、東京都生まれ。中央大学大学院文学研究科修了。1986年に『ルドルフとイッパイアッテナ』で講談社児童文学新人賞受賞、同作でデビュー。1988年、『ルドルフともだちひとりだち』で野間児童文芸新人賞受賞。1991年、路傍の石文学賞受賞。2013年、『ルドルフとスノーホワイト』で野間児童文芸賞受賞。その他の作品に「ペンギン」シリーズ、「おばけずかん」シリーズ、「白狐魔記」シリーズ、「西遊記」シリーズなど多数。

杉浦 範茂

すぎうら はんも
1931年、愛知県に生まれる。イラストレーションとグラフィックデザインを手がける。小学館絵画賞、絵本にっぽん大賞、ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞。絵本に『ふるやのもり』(鶴見正夫/文)、『まつげの海のひこうせん』(山下明生/文)、『むしのうた』(三木卓/文)、『こぶとりたろう』(たかどのほうこ/文)など。

翻訳出版に関する連絡先

株式会社講談社
国際ライツ事業部

スクロールトップボタン